2025年10月13日に大阪・関西万博が閉幕し、東西のアクセシビリティセンターに設置していた2台の床走行式介護用リフトを回収しました。

「外出先のトイレにリフトがあれば、行きたい場所へ行けるのに」

そのような声をきっかけに、大阪・関西万博の会場トイレにリフトを導入するプロジェクトを実施しました。

日常的に介護用リフトを使用している方にとって、外出先のトイレに利用できるリフトがないことは、外出や社会参加を妨げる要因の一つです。本プロジェクトでは、東西のアクセシビリティセンターに床走行式介護用リフトを設置し、必要とする方が利用できる環境を整えました。

本プロジェクトの背景には、英国から始まり、普及が進められているChanging Places Toiletsの取り組みがあります。

Changing Places Toiletsは、十分な広さ、大人用の昇降式交換台、介護用リフトなどを備えたトイレです。障害のある方とその家族、介助者の外出や社会参加を支える設備として、英国を中心に設置が進められています。

2025年6月25日に大阪・関西万博のフェスティバル・ステーションで開催した「国際おむつフォーラム」では、Changing Places Toiletsの活動に携わるPAMISのJenny MillerさんとFiona Souterさんが、英国でChanging Places Toiletsが実際に設置・活用されている事例についてお話してくださいました。設備の特徴だけでなく、トイレ環境の整備が障害のある方やその家族の外出、生活、社会参加にどのような変化をもたらしているのかを、実際の事例を通して日本で共有していただきました。

海外で積み重ねられてきた取り組みを直接学び、その実践に携わる方々から日本で話を聞くことができた貴重な機会となりました。

主催・企画団体である一般社団法人日本福祉医療ファッション協会の副代表理事として、弊社代表の八木大志が本プロジェクトの企画と実施に携わりました。

大阪・関西万博での取り組みは終了しましたが、これは終わりではなく始まりです。今回得られた経験を一時的な事例で終わらせず、次の施設、イベント、公共空間へとつなぎ、海外から受け取ったバトンを次の実践者へ渡していきたいと思います。

多くの皆さまのお力によって実現できた取り組みです。本プロジェクトにご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

【主催・企画】
一般社団法人日本福祉医療ファッション協会
NPO法人ウィーログ
NPO法人DPI日本会議

【運営】
一般社団法人日本福祉医療ファッション協会
アビリティーズ・ケアネット株式会社

【物品協賛】
アビリティーズ・ケアネット株式会社

大阪・関西万博 介護用リフトの貸し出し
https://jwmf.jp/hoist/

Changing Places Toilets
https://www.changing-places.org/

PAMIS
https://pamis.org.uk/

国際おむつフォーラム
https://jwmf.jp/idf2025/